〜寺子屋ありがとう〜 コラム vol.47 2015.04
201504 学び
こんにちは。
いつもお読みいただきありがとうございます。
ゴールデンウィーク新潟は天候に恵まれましたね。
私は久しぶりに帰省中の卒業生達と会って、楽しい一時を過ごさせていただきました。
この春から一人暮らしを始めた卒業生は、
「親のありがたさがはじめてわかった」
なんて言っていました。
随分たくましさを感じる子も。
大変なこともあるでしょうけど、一人暮らしはその人を成長させてくれるのでしょうね。
次会えるのは夏休みでしょうか。
今から楽しみです。
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先月、新潟市南区で市民団体さん主催の『ラーニングマップ講座』をやらせていただきました。
ラーニングマップというのは、脳の特性を利用したノート術で、脳を活性化させてくれるものです。
『寺子屋ありがとう』でお伝えしているメソッドの一つです。
新しいノート術をお伝えするものと受け止められがちですが、
本当はそのスキルをもとにした、新たな思考法に気付き修得することを目的とした講座です。
参加者は小学1年生から保護者様まで。
小学1年生が2時間も話を聞いていられるのか?
時々、個人的に話しかけられたりもしましたが、最後までしっかり聞いてもらいました。
新しいノート術「ラーニングマップ」もしっかり描けていました。
人が一番能力を発揮できるのは、集中してリラックスしている状態の時です。
高いところから飛び降りた時。
運転中事故にある直前、
「あ、ぶつかると」
思った時。
こんな時よくスローモーションのように見えることがあります。
そんな経験はありませんか?
怪我をしないように衝撃を吸収できるよう集中しつつ、身体が緊張しないように柔軟にするために、脳が勝手にそうさせるそうです。
学習する時もこんな状態だと力を発揮できます。
かと言って、高いところから飛び降りながら勉強するわけにもいきません。
もう一つこの集中してリラックスしている状態があります。
それは楽しんでいる時です。
「楽しんでいること、楽しいことだけしていたらいいのか?
嫌なことから逃げていていいのか?」
そう質問を受けたこともあります。
嫌なことから逃げると言うところは別にして、
楽しむことは物事成就させる最低条件かと思います。
楽しいことだけしていていいのか?
楽しむだけでいいのかではなく、そうでなければダメなのです。
もちろん、最初から楽しめることだけではないと思います。
というより、最初から楽しめることって、大して楽しくもないことが多いですよね。
「努力しては、がんばってはいけないのか?」
努力は大切です、ただ必要な努力とは、
一見面白みの見いだせないもの、見出しにくいものの中に、喜びを見出そうとする努力。
それは、無心に取り組む過程と言っても良いのかも知れません。
その中で真の喜びに気付けるのではないでしょうか。
その時こそが、心から楽しめることに出会えた瞬間です。
苦手だったことに楽しさや喜びを見出せた。
一回でもこのような体験ができると、大きな自信になります。
こんな経験こそが財産です。
どんなことにも喜びを見出す余地はある。
だから、つまらないこと、価値を感じられないことなどに関わっている暇はありません。
そこに気付けたら優先順位の中で、意味を感じないものを手放すこともできるはずです。
教室や講演講座でなにかをお伝えする時は、そんな体験をしていただけたらと思います。
それを最優先事項としています。
楽しい気持ちで過ごす時間と、そんな人が増えたら、きっと幸せな世の中になる。
そんな気がします。
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参考著書
『なぜ勉強するのか?』
鈴木光司著
http://goo.gl/bmwt70
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メールマガジン 『寺子屋ありがとう 雑記帳』
メール講座 『聴き方教室』
著書 『届いてますか?子どもたちからのメッセージ 』
今後の予定 =============
5月11日 聴き方教室新潟
5月16日 メンタルマスター講座2nd
5月18日 聴き方教室新潟
5月21日 メンタルトレーニング講座 分水町
5月22日 聴き方教室県央
5月26日 寺子屋メンタル教室
5月30日 聴き方教室長岡
6月24日 講師塾 大谷由里子先生講座
7月12日 朝活富山代表 永吉隼人氏講演会
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