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〜寺子屋ありがとう〜 コラム vol.35 2014.03

201403  聴き方教室

外の景色が春らしくなってきましたね。
私は受験シーズンを終え、一段落ついたところです。

私が講師を務める『聴き方教室』という講座があります。
『聴き方教室』と聞くと、傾聴やカウンセリングのスキルを学ぶ講座のようなものをイメージされることが多いようです。

テクニックの類はほとんどお伝えしていませんが、あえて伝えているスキルといえば、「わかろうとする」方法でしょうか。
抑えられなくなったり、動けなくなった子を前に、
「どんな気持ちがそうさせてしまうのだろう?」そう考えるだけです。
もちろん子どもだけではなく大人に対しても同じです。

期限内に資格認定や養成をする場合、スキル中心に伝えなければならないのでしょうか?
『聴き方教室』の場合は、情報もお伝えしますがなるべく参加いただいた方から話していただくようにしています。
ですので、人を変えるスキルを求めて受講されると、物足りなさを感じることでしょう。
「私なら簡単になおせるのに」
そんなテクニックをお持ちだという方もいらっしゃいました。

相手のことをなんとかしてあげようという思いは、素晴らしいことなのかも知れません。
ただ、私はそういう接し方をされると、今と今までの自分を、苦しみにいたった過程を、そして私の中にある苦しみ自体を否定された気持ちになります。
そう感じるのは私が素直でないからかも知れなのかも知れません。

「わかろうとするだけでいいのか?」
と疑問に思う方も少なくないようです。
「それだけで非行や不登校がなおるのですか?」
よく聞かれます。

暴れていた子も不登校の子も穏やかになり、暴れなくなり再登校もします。
最後までうちの教室に関わってくれた生徒は全員そうなっています。

ただこれはなおったのではありません。
話を聴かせていただくことで、自身の心に抱えてしまった苦しさに向き合い、感じ直すことで苦しい気持ちが消え、心に余裕ができた。
だから立ち上がることができるようになった、それだけです。
この現象をアリストテレスはカタルシスと呼びました。

このカタルシスが起きた時、心の中に余裕ができます。
誰かになおしてもらうではなく、自身で向き合い気持ちを整理しての余裕があってはじめて、なにかに縋らなくても自分で立とうとできます。
そしてそんな人が今度は、人のことを変えようとすることなく、その人の力を信頼して立ち上がる過程に寄り添える、見守ることができる。

ご縁をいただいた方とは、これからもそんな姿勢で関わらせていただきたいと思います。

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著書 『届いてますか?子どもたちからのメッセージ 』
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今後の予定 =============
3月 9日三条公民館講演会 (※)
3月16日コミュニティー構築講座
3月17日聴き方教室新潟

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