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〜寺子屋ありがとう〜 コラム vol.12 2012.3

寺子屋ありがとう
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新潟市内は道路の雪も目につかなくなり、先日までとは違う温かさを感じられるようになりました。
春ですね。

教室を立ち上げてこの5月で7年になります。
今まで多くの生徒、保護者の方々にお会いすることができました。
私どもが要望に応えられず、生徒が途中で教室を離れたケースもありますが、最後まで関わらせていただいた生徒達は全員、穏やかな自信にあふれた表情で卒業してくれています。

いつの頃からか、どのような状態の子を見ても、「大丈夫」と思えるようになりました。
どんな問題や課題を抱えていても、きっと乗り越えられると心から思えるからです。
今まで関わらせていただいた方々から教えられたことです。

そのせいか、はじめて相談でお会いした親御さんに対してついつい、
「大丈夫ですよ」
私はそう言ってしまっているようです。口癖になっているのかも知れません。
「はじめて会った時、大丈夫なんて言われてもそんな風に思えるわけないと思った」
後日、親御さんから笑いながらお叱りを受けることがあります。
確かに、そうでしょうね。
苦しそうにしているお子さんを目の前に、「大丈夫」と言われても納得できないでしょう。

大丈夫の根拠はなんですかと問われれば、
今まで最後まで関わらせていただいた子どもたち、全員大丈夫だったから。
あえて答えればそうなるかと思います。

本当は根拠なんて無いのかもしれません。
そうとも言えず、理由を取ってつけているだけのような気もします。
根拠の有無に関わらず、心からそう思うとそういうものが見えてくる。
正確には、物事思うとおりのものが見え(気付き)やすく、また同じことであってもそう受け止めてしまいがちになります。

人は同時に一つのことしか認識できません。
大丈夫という前提でいる時、大丈夫と言う状態に気付き受け止めやすくなります。
心配だという前提でいる時はその逆です。
結果として、大丈夫であれ、心配であれ、心から思っているとおりの状態になる可能性は高くなります。
大丈夫の根拠を問う前に、まずは大丈夫と言う前提を持とうとされてはいかがでしょうか。

では大丈夫と言う前提はどうしたら持てるのでしょう。
それは、自分のことを大丈夫と思ってくれる人と関わることです。
そう思ってくれる人がいることを忘れないこと、思い出すこと。
人は長時間そばにいてくれるものから影響をうけます。
やがてそんな人が近くにいなくても、いつも心の中で支えてくれるようになります。
心の中で支えてくれる。これが最も近くで長時間一緒にいられる状態です。

お子さんが立ち上がるにまず大切なことは、誰よりも長時間そばに一緒にいらっしゃる親御さんがお子さんに対して大丈夫だという前提を持つこと。
親御さんにそんな前提に持ちかえていただくことが、私どもの教室の一番大きな役割だと考えています。

先日、今年最後の大学入試合格の報告を受けました。
高校受験はすでに全員が希望校に合格が決まっていて、その生徒が最後でした。
大学、専門学校を受験生は今年6名。
一人を除いた5名の生徒が高校を途中で退学し、高卒認定試験を受けてのチャレンジでした。
中には、やめた学校から入学者が出ていない難関校に合格した生徒もいます。

高校を途中で辞めたからといって、それで可能性が狭まることはない、むしろ広がるよ。
よくそんな話をしています。
この子達はこれからもまた立ち止まらざるを得ない窮地に立たされることもあるでしょう。
そうであっても、そこからまた立ち上がって前に進んでいくことができる。そんな頼もしさを感じさせてくれます。
合格という結果より、そんな力強さを感じさせてくれることが嬉しいです。
自分で気づいているのかどうか分かりませんが、本人の中で自身に対する前提が変わったからこそ、私に伝わってくるのだと思います。

人はどんな状況からも立ち上がりまた前に進むことができる。だから「大丈夫」
生徒達が生き様を通して私に伝えてくれたことです。
生徒たちからもらった「大丈夫」という前提を違う生徒に伝えて、また受け取って。
そんな仕事を続けられること、とてもありがたいことだと思います。

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