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〜寺子屋ありがとう〜 コラム vol.15 2012.6

寺子屋ありがとう
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201206 人が変わるために

先日私の家の軒先にツバメの巣が完成しました。
随分前に数回、巣作りに挑戦していたことがありましたがいずれも途中で断念。
今年はどうなるかと思いましたが、無事完成。
つがいで居心地よさそうにしています。
まもなくかわいいヒナがかえることでしょう。
巣の下は糞がすごいです。
しばらく我慢します。

2回目の『聴き方教室 県央』が終わりました。
今回は『人が変わるために』というタイトルで話を進めました。

私が子どもの頃を振り返ると、よく反発していたなあと、我ながら感心します。
「こうしろ」「あれをするな」
そういわれるとついつい逆をやってしまいました。
悪気はないのですが(?)どうしても言われたとおりにできない。
そんな感じでした。
もしかすると過去形で表すことではなく、今もそういう面があるのかも知れません。

もちろん必要な躾や教育はあるでしょう。
ただ、本人が今のままではよくないとわかっていて、変わらなければと思いながらそれでも変わることができない。
そんな状態であるなら、周りからの強制やその人の意思で、その人が変わることは無理だと私は思います。
人のありように一番強い影響を与えるその人の感情が、本人の意思とは別の言動をとらせているからです。

もちろん権限を使ったり、脅かすことで強制的に相手を変えることはできます。
報酬でということもあるでしょう。
でもその場合、強制、報酬がなくなれば元通りです。
しぶしぶ従ったとしても、その人が持っている本来の力を発揮し続けることはできないはずです。

人を変えようとする。
人が変わるとは、本質的で永続的な変化です。
強制や報酬ではここに至ることは少ないでしょう。
習慣化されるまでに、鞭には慣れるし飴には飽きてしまうからです。
飴も鞭もどんどんエスカレートさせなければなりません。
変えようとする人とされる人、両者の関係はいずれ破たんします。

では、変えようとしないとはどういうことでしょうか。
決して見て見ぬふりをすること、無関心になるということではありません。
諦めたり開き直ることとも違います。
わかろうとすることです。
この人はなぜこのようなことをするのだろう。
なにがこの人をこうさせるのだろう。
その人が変われない理由をわかろうとすることです。

では、具体的にわかろうとするとは、どう接することか。
それは、その人の話を聴かせてもらうことです。
わかろうとするために話を聴かせていただくのではありません。

「どうしてこの人は変われないのだろう、なにがこの人をそうさせているのだろう」
そんなふうに目の前の人をわかろうとしていれば、自然と聴かせてもらう姿勢になっているはずです。

目の前の話を聴いてくれている人が、自分のことをわかろうとしてくれる。
これで、少し安心して自分でも自分のことを振り返ることができます。
それが前回書いた、感情を味わいなおすことで消すカタルシスにつながります。

誰かに話を聴いてもらい寄り添ってもらったような安心感を得ることで自身の内面に向き合えます。
この時、気持ちを味わいなおすことによる感情の浄化(カタルシス)が起こります。
そして心と思考に余裕ができ、なにかに気付けます。

安心感、感情の浄化、気づき
この三つがそろった時に、結果としてその人は変わります。

変えようとされている時は、抵抗したり、言い訳したり、逃げたり、人のせいにしたり。
変えようとされる人の意識は自分以外のなにかに向かいます。
自身を変えさせまいとする苦しい気持ちには、いつまでも向き合えません。
自身を意図せぬ形でコントロールする感情はそのままです。
たとえ強制で変えることができたとしても、その苦しい気持ちは抑え込まれたままです。
抑えきれなくなったとき、形を変えてまた自分を抑えられなくなります。
子どものころの私の反抗こそが、その状態だったのかも知れません。
結局人は変えようとされない方が、早くその人本来の姿に戻れるものです。

ツバメの巣
前2回は良かれと思ってカラスよけの覆いをしたことで、ツバメは巣作りをやめてしまいました。
今年はそっと見守りたいと思います。

『聴き方教室県央』
テーマは、「リソース」
問題とは  解決とは  人が悩み苦しむための条件そしてその意味
6月22日 金曜日  午後7時~9時
燕勤労者総合福祉センター http://www.tanpopo-news.jp/headmenu/company.html
会費1,000円
お申し込みお問い合せ free-school@terakoya-arigato.jp 寺子屋ありがとう 岸本
 寺子屋ありがとうホームページ http://terakoya-arigato.jp/

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