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〜寺子屋ありがとう〜 コラム vol.19 2012.10

寺子屋ありがとう
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人が求めているもの、訴えているもの

先日、私が役員をやらせていただいている、空手の大会におじゃましてきました。
新極真会という団体の新潟支部主催の大会です。
全国から老若男女260名の選手がエントリーしていました。

今回は1年ほど前に入門した私の一つ年上の知人もエントリー。
グローブも防具もつけず、直接打ち合うフルコンタクトと呼ばれるルールです。
経験の浅い年配者が出場して大丈夫か?
出場が決まってから心配していましたが、若い選手を相手に勝ち進み、3位に入賞しました。

私が格闘技をはじめたのが今から30年ほど前です。
当時は校内暴力という社会現象がありました。道場にはその当事者の子が何人かいました。
どんな子なのかと様子を見ていると、みんなとてもいい子でした。
小さな子に優しかったり、ひたむきに練習していたり。
この子達が本当に暴れていたのか?信じられない気持ちでした。
以前はそうであっても、落ちついているからもうそんなことはしないだろうと思いました。
ところが、道場を出るとその子達からその子達らしさを奪うなにかがあるのでしょうか。
親御さんだけでは対応できないということで、家庭に学校に警察に、その子達に会いにいかなければならないことが何回かありました。

おかしい、道場ではあんないい子なのに。
理解できないまま迎えた、ある荒れていた子のデビュー戦。
試合を終え、道場仲間のもとに戻るやいなや、床に倒れこみ泣いていました。
私が生まれてはじめて見るような、見事な泣きっぷり、まさに号泣でした。
後日その理由を話してくれました。
「あんな泣き方をしたのは、生まれてはじめて応援してもらったから」
この子達が人生をかけて訴えていたことがこういうことだったのかと、疑問が消えました。
あの時の出来事が、今私がこの仕事をさせていただいている源泉かも知れません。

知人の試合では、年甲斐もなくついつい大きな声を張り上げてしまいました。
当の試合に出た知人は、応援の声は全く聞こえていなかったそうです。
はじめての試合、随分緊張していたのでしょうね。
誰かに応援してもらえると力が出るものです。
応援してもらう者だけでなく、応援する側も力をもらえるようです。
私もなにか挑戦してみたくなりました。

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