「@ママネット」へようこそ!ママのための子育て・医療・生活などのお役立ち情報をお届けします!

〜寺子屋ありがとう〜 コラム vol.7 2011.9 

寺子屋ありがとう
「寺子屋ありがとう」の詳細はこちら

お彼岸も過ぎ、ずいぶん秋らしくなってきました。
つい先日まで、もう秋は来ないのではないかと思わせるような暑い日が続きましたが、しっかり季節はめぐっているようですね。

私はフリースクールを運営する中で、動けなくなったり、自分を抑えられなくなった子ども達と関わらせていただいています。
どう関わることで、子ども達が元気に、穏やかになるのか。
そんな質問をよく受けます。今回はそのことについてお答えいたします。
苦しんでいる子どもたちだけでなく、元気に笑顔一杯のお子様にも、大人の方にも同じことが言える内容です。

苦しんでいる子どもたちが立ち上がるために。
さまざまな手法、考え方があるようです。
その中で、私どもの教室がなにをやっているか。一言で言えば、子ども達に、自分自身に対する前提を変えてもらうことです。
自分自身に対する前提を変える。変容とでもいいましょうか、とても大きな変化です。

仏心理学者、エミールクーエ博士は、意思とイメージが相反する場合、いかなる時もイメージの力が勝つ。と発表しています。(努力逆転の法則)
人は、なりたい状態ではなく、自分はこうだとイメージする状態になってしまう。
人が変わるためには、がんばって自分を変えようとすることよりも、変わりたい自分をイメージとして描くこと。ということになります。
では、どうやったら新しい自分を描くことができるのでしょう。

私が今まで多くの苦しんでいた子どもたちと関わってきた中で感じていることです。
人は、他の誰かが自分をどう見ているか、そのまま自分に対する認識を持ってしまいます。
自分がこうだから、周りがそういう人だと認識するのではなく、その逆です。
人は今目の前にいる人がどういう前提で自分を見ているか。
自分に対する前提をその通りにイメージとして描いてしまう。
その結果として、良くも悪くも目の前の人が自分を認識するとおりに振舞ってしまう。

アメリカの逸話です。
 一人の女の子に対してお母さんは、
「うちの子は、いうことを聞かない、どうしようもない悪い子だ」
 お父さんは、
「うちの子は、とても素直な、優しいいい子だ」
そんな家庭がありました。お父さんとお母さんどちらが正しいことを言っているのでしょうか。
答えは二人とも正解です。
その子は、お父さんの前ではお父さんが思うとおり、お母さんの前ではお母さんの思うとおりに振舞っているだけです。
きっと思われた通りに自分に対するイメージを描き、相振舞ってしまうのでしょうね。

ですから、目の前の子の、親御さんの本質と可能性を信じ抜くことが、私どもの教室ができる唯一のことだと思います。
心にエネルギーが貯まり立ち上がったり、穏やかな表情を取り戻したり。
それらの変化は、その人が持つ自分自身に対する前提が変わった結果だと受け止めています。

関連記事

コメントは利用できません。